予防接種と乳幼児のかかりやすい病気

予防接種

あかちゃん(こども)の病気に対する免疫は、生後数か月すると、
しぜんに失われていくので、
あかちゃん自身が免疫を作り、
病気を予防していく必要があります。
その手助けや、足りない部分を補うのが予防接種です。
あかちゃん(こども)は、成長とともに、
外出の機会が増えて、感染症にかかる可能性も上がります。
お子様の健康維持にお役立てください。

予防接種の種類

定期予防接種

保護者が接種を受ける務めを行う義務があります。
塩尻市にお住いの子供に対して、
塩尻市からお知らせや予防接種券を交付します。
予防接種にかかわる費用は塩尻市が負担します。
(平成27年4月1日現在)
小児肺炎球菌、BCG、ヒブ、四種混合、麻疹風疹混合、
水痘、日本脳炎、子宮頸がん、3種混合不活性化ポリオ
※定期接種の対象種別は法律の改正で変更されます。

任意接種

予防接種を受ける義務はありません。
塩尻市でお知らせや予防接種券を交付する事はありません。
予防接種にかかわる費用も全額保護者の負担になります。
予防接種をする場合には、
病院にて主治医と相談してください。
(平成27年4月1日現在)
インフルエンザ、ロタウィルス、B型肝炎、おたふくかぜ、A型肝炎等
※種別は変更されることがあります。

予防接種前の確認

・こどもの体調は良いでしょうか?
・予防接種に関して、必要性、高価、副作用を確認していますか?

あかちゃんのかかりやすい病気

突発性発疹

生後六ヵ月頃から、誕生日を迎えるころまでに、
ほとんどのあかちゃんがかかる病気です。
突然高い熱が出て、3~4日間ほど続きます。
熱が下がると全身に赤い発疹がでます。

インフルエンザ

風よりも症状が重く、40度前後の発熱を伴います。
のどの痛み、せき、鼻水、悪寒、関節痛、筋肉痛も伴います。
気管支炎や肺炎、脳症などの合併症を起こす危険性もあるので、
早めに病院で受診しましょう。

乳児嘔吐下痢症

ロタウィルスなどの感染症による急性胃炎です。
激しい嘔吐と下痢が続き、高熱がでたり、食欲が減退します。
水分補給に気を付け、脱水症状にならないように注意が必要です。

麻しん(はしか)

40度近い高熱が続きます。熱が一時的に下がった後、
再び上昇して、口の中に白い斑点や全身に淡赤色の発疹がでます。

風しん(三日はしか)

麻しんに似た発しんが、全身に広がります。比較的麻しんより軽い症状ですむことが多いです。

水ぼうそう

微熱と同時に発疹がでます。直径2~5mmほどの赤い斑点で、
1~2日で中央に水膨れができ、かゆみを伴います。
発疹は数日が過ぎるとかさぶたになります。

おたふくかぜ

耳の下に貼れと痛みの症状が現れます。通常一週間程度で腫れががおさまります。

RSウイルス感染症

鼻水やせき等の症状で始まり、ゼーゼー呼吸音がでて、
呼吸器系の症状が強く出るのが特徴です。
特に1歳未満の乳児がかかりやすく、気管支炎や肺炎を起こす可能性もあります。

ヘルパンギーナ

夏風邪の一種です。高熱が出やすく、のどに、白い水泡や潰瘍ができるので、
痛みをともなう場合があります。
乳児は痛みでミルクが飲めなくなることがあります。

手足口病

夏かぜの一種で、手、足、口の中に、ちいさな水ほうや、赤い発疹ができ、
熱がでる事があります。

溶連菌感染症

高熱が出て、のどが腫れ、嘔吐、頭痛などの症状がでます。
その後、全身に、小さな発疹が出て、舌もぶつぶつしてくるのが特徴です。

あかちゃんの具合が悪い時の受診の目安

救急車を呼ぶ

ひきつけ

・5分以上症状が続くとき
・初めてひきつけを起こし、症状が治まった後もぐったりしている時
・何度もひきつけを繰り返すとき

意識障害

・反応がない時

呼吸障害

・呼吸がない時
・苦しそうな呼吸は収まらないとき
・顔や体が紫色(チアノーゼ)になるとき

すぐに病院へいく

せき

・せきで呼吸ができないとき
・せきで苦しそうな時

発熱

・生後3ヶ月以下のあかちゃんが38度以上の熱を出した時
・39度前後の熱が2日以上続くとき

ひきつけ

・5分以上ひきつけが続くとき

嘔吐・下痢

嘔吐物や便に血液が混ざっているとき

意識障害

・ぐったりして、興味を示さない時

呼吸障害

呼吸が辛く食欲がない時

病院へいく

せき

・痰がからんだせきが続くとき
・ゼイゼイして治まらないとき

発熱

・38度前後の発熱が、2日以上続き、食欲がない時

嘔吐・下痢

・嘔吐や下痢を繰り返し、食欲がない時

皮膚

・発熱を伴うとき
・とびひになったとき
2017 塩尻市

アーカイブ ARCHIVE