お正月飾りの意味と飾る時期はいつ?松本市ナワテ通り歳末お正月飾り市は30日まで!

お正月飾りの意味と飾る時期はいつ?松本市ナワテ通り歳末お正月飾り市は30日まで!

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

クリスマスが終わり、そろそろお正月飾りを飾る方も多いんじゃないでしょうか?

お店にもかわいいお正月飾りがたくさん並んでいたり、
自分でしめ縄を作って飾る方もいると思います。

でも、お正月飾りって「門松」「しめ縄」「鏡餅」など色々ありますが、
どんな意味があるか知っていますか?

飾る場所やその意味には、考え深いちゃんとした意味があるのでご紹介していきたいと思います。

また、飾ると縁起の悪い日もあるようなので気を付けましょう!

 

お正月飾りは飾らなきゃいけないの?

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

若い方や、賃貸などに住んでいる方は、そこまでこだわらなかったり、
帰郷するので、わざわざお正月飾りを飾らない!と言う方もいるかと思います。

しかし、お正月飾りにはちゃんとした意味があるので、
お家を開けているとしても飾っておいた方がいいんです!

実は、お正月飾りは、

「1年間、家を守ってくれる年神様(としがみ)を我が家に迎える大切な目印」

なのです!

年神様は、新年に降りてきて、お正月飾りなどを目印にしています。

それがない家には年神様は住みつかないと言われているので、
旅行や帰郷をして家を空けていたとしてもお正月飾りは飾りましょう!

 

お正月飾りの種類と意味

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

お正月飾りにはたくさんの種類がありますが、
今では簡単で小ぶりなものもたくさん売られてます。

昔の家のように立派な門松を飾らなくてないけない!という事はありません。

しかし、種類や意味を知ることによって、
お正月飾りについても意識が変わると思うのでまとめてみました☆

 

お正月飾りの意味〔門松・松飾〕

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

飾る場所・・・門の両側

新年を祝って飾るお正月飾りの中でもひときわ大きな飾りであり「門松」は、
やはり、「年神様」を迎える目印の役割があります。

その家の門の両側に置く門松はとても立派で目を引きますね!

そもそも松には”神が宿る”と言われており、
縁起が良い「松・竹・梅」の中でも最高ランクの縁起樹です。

しかし、「門松」と「松」がメインの名前ですが、
見た目は「竹」がメインになっていますよね?

その理由は、平安時代に宮廷儀礼で松の小枝を抜いて
玄関先に飾ると長寿祈願になる小松引き」という儀式がありました。

その頃は、その抜いた待つのみを飾っていたと言われ、
それが「門松」と言われていました。

しかし、室町時代には、長寿の象徴でもある
「竹」も一緒に飾られるようになったようです。

 

お正月飾りの意味〔しめ縄・しめ飾り〕

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

飾る場所・・・玄関扉

お店などに一番多く売られているのが、「しめ飾り」ではないでしょうか?

「しめ飾り」はしめ縄の周りに縁起物のモチーフや、
白のひらひらした紙垂(しで)などが付いていて、
しめ飾りを飾る方はたくさんいるかと思います。

今のしめ飾りはしめ縄自体がコンパクトにまとまっていますが、
本来のしめ縄は長い縄状になっていて、神様の降臨を表す「紙垂」を付け、
玄関の入り口に渡すように飾ります。

このしめ縄は、「神の領域」と「現世」を隔てる境界線を意味しています。

「門松」により家に年神様を呼び込み
しめ縄の内側(家の中)は神の領域となります。

そこにしめ縄で境界線を作る事により、
家の中に災厄や不浄なものが入ってこないように
食い止める役割があると言われています。

また、「年神様が1年間出ていかないように、しめ縄によって戸を塞ぐ」と言う意味もあると言われています。

清浄な世界と俗世との境界線を示すものとされています。

 

 

お正月飾りの意味〔鏡餅〕

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

 

飾る場所・・・大きな鏡餅は玄関先/小さめの鏡餅はイニングやリビング・床の間・神棚・仏壇など

最近では、お餅つきをして本物のお持ちで作った鏡餅を作るお家は少なくなっていますが、
鏡餅も立派な意味のあるお正月飾りです。

丸くて平べったいお餅を積み重ねていますが、
これは昔の鏡が丸い形をしていたことから「鏡のような餅」⇒「鏡餅」と呼ばれるようになりました。

また、丸型には「円満」の意味も込められています。

そして、その「円満」を意味する丸いお餅を重ねることで「重ね重ね」を表しています。

 

お餅は、古くから神様に供える食物の1つで、古い時代のお正月には、毎年平たい丸い餅をお供えしていました。

また、鏡餅には、お正月の間歳神様が宿るとも言われます。

お餅の上には「みかん」、「柿串」が備えてあるものが正規の鏡餅で、
「三種の神器」である「玉」はみかん、「剣」は柿串、「鏡」はお餅を表していると言われています。

他には、末広がりに繁盛しますようにとの願いの込めた「扇」

幸せをかき集める「柿」

紅白のひらひらの紙は赤の御幣は「魔除け」、白の紙垂は「神の降臨」

腰が曲がるまで長生きするように願いを込めた「海老」

左右対称の葉が対になっているシダ科の「裏白」など地域によって飾りも様々です。

そして、お正月を迎え、鏡開きの日に備えていた鏡餅を食べることで、
年神様が宿った力を分けていただく一年間の健康や幸せを願うという意味があります。

 

お正月飾りの意味〔餅花〕

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

餅花とは、柳やミズキ・ヌルデの枝に、紅白の餅を小さく丸めて付けて花に見立てた飾り物です。

長い枝に無数についた花は、豊作を祈願し、財宝が多くなるように祈って
小正月に神棚のある部屋に飾られます。

ここら辺では、米粉を使い繭玉(まゆだま)を作り枝に挿して、小正月に「三九郎」「どんど焼き」などで焼いて食べる風習がありますね!

 

羽子板(はごいた)、破魔弓(はまゆみ)、破魔矢(はまや)

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

「破魔弓、破魔矢」の飾る場所・・・頭上より高く、矢の方角を凶の方角に向け飾る(凶の方位はその年によって、人それぞれ変わってきます)

「羽子板」の飾る場所・・・特に指定はなし

初詣に行くと、お正月飾りに羽子板や破魔弓、破魔矢などが神社に売っているのをよく見るかと思います。

羽子板は昔は女の子の遊びとして親しまれてきました。

その羽子板でつく羽付きの黒くて堅い玉は、“むくろじ”という大木の種で出来ています。

むくろじは漢字で「無患子」と書き、反対から読むと「 子供が患わない」と読めることから、女の子の赤ちゃんの無病息災のお守りと言われています。

それに対し、「破魔弓、破魔矢」は男の子の赤ちゃんのお守りです。

「破魔弓、破魔矢」はこどもの日の初節句の道具としても使われます。

 

お正月飾りを飾る時期は?

お正月飾りの準備と意味、飾る時期はいつ?

お正月飾りはクリスマスが終わってから飾るのが一般的です。

しかし、29日は「九松」といって「苦待つ」に通ずるということで縁起が良くないとされています。

また、31日の大晦日も「一夜飾り」と言って、お正月まで一夜しかない事から、
神様に失礼にあたるのでもう少し余裕をもって28日あたりに飾るのがおすすめです。

 

松本市ナワテ通り歳末お正月飾り市でお正月準備

ナワテ通り歳末お正月飾り市

松本市の縄手通りにてお正月飾り市が開催されています。

伝統的な飾り物から、おしゃれで個性的なお正月飾りまで珍しいものもたくさん出ています。

正月の縁起物として松本地方に古くから伝わる宝船や松などの形に編み上げた竹細工「御神酒の口」の販売も開始されます。

30日までやっているので、まだ準備していない方は、是非立ち寄ってみては?

 

日程:12月25日~30日頃(店により変わります)

朝9時頃~17時頃まで

場所:ナワテ通り

 

いかがでしたか?

最近ではお正月飾りも簡易的になり、昔のように全てのお正月飾りを飾る必要はありません。

しかし、家族の幸せを祈願して簡単でもいいので飾ってみてもいいかもしれませんね!


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