庭工事・庭のリフォームの依頼と流れ 失敗しない業者の決め方は?
「庭を新しく作りたい!」「庭をリフォームしたい!」となったら、どの会社に、どのような風に工事を依頼すればいいのか知っていますか?
家を建てるまでと言わなくとも、庭工事は、それなりにお金のかかることです。
家もおしゃれで見栄えが良くても耐震補強がしっかりしてないなど、問題がある業者はたくさんあります。
見た目だけにとらわれ工事を頼んでしまったら、後々後悔しかねません!!
見た目も大事ですが、より長く使いやすく過ごしやすいお庭を作るために、業者選びは慎重に行いましょう!
信頼できる施工業者の決め方、業者にどのように注文したらいいのか、具体的な流れと注意点をまとめてみました。
①イメージを持つ
どんな庭を作りたいのかイメージを持ちましょう。
新築の場合は、家の外壁とのバランス、小さなお子様やお年寄りがいるなど家族構成に合わせること、車の所有台数、バリアフリーなど、庭の用途も違ってきます。
どんな庭が良いかは、具体的なことよりも、先に大まかなイメージを持つと全体的に決めやすくなってきます。
実際に色んなお庭を見たり、雑誌、またエクステリアメーカーの展示場などで夢を膨らませに行ってもいいですね!
②庭工事の予算
理想はあるけど、やはり一番気になるのは予算のことです。
予算を決めずに依頼を出すと、足元を見られてとんでもない金額になることも!!
新築を建てて住宅ローンがある方などもいるので、それを含めた予算をあらかじめ決めておきましょう!
施工業者にとっても、「フェンスと駐車場の工事を100万円以内でお願いしたい」など具体的な金額とやりたい場所を提示してもらった方が、予算内で提案しやすくもなり、打合せの回数も短縮できます。
予想以上に大きな金額になってしまった時は、1期と2期というように、工事を分割して行う事も出来ます。
また、ローンがあるかも確認するといいでしょう。
③信用できる施工業者を決める
予算が決まったら庭工事をしてくれる施工業者を決めます。(一番大事!)
一番分かりやすい見つけ方と言えば、その会社の施工実例を見ることです。
ホームページに出ている施工実例を見てもいいですし、近所の業者でしたら、実際に施工したお庭を見に行くのが分かりやすいと思います。
また、ホームページでは会社の雰囲気や働いている人の人柄も見ることができるでしょう!
さらに、保証やアフターサービスがあるかも大切なポイントです。
また、地域のお仕事をしているかも重要です。なぜなら、公共の仕事を任されている業者は、高い技術と資格の保有、業界組合に加盟しており、適正な価格で、責任ある誠実な仕事をしてくれる傾向にあるからです。
一見、大手の業者なら安心だと思いがちですが、大きな会社は融通が利かない面も多く、反対に地域密着型の業者の方が、良心的で小さなことから希望に寄り添ってくれる営業さんも多く、地元の人たちの口コミが何よりの信用なので、強い判断材料になるかと思います。
④施工業者に見積りを依頼する
施工業者が決まったら、連絡をして、現地調査・プランニング・見積りを依頼しましょう。
この時、理想のプランがありましたら、遠慮なく伝えてください!
参考にしたい庭の写真や雑誌の切り抜きなどもあれば見せてくださいね。
きちんとした業者なら、依頼主様立合いの上、現地調査(立地条件・法的規則)をし、希望のプラン、予算を聞き、いくつかプランを出してくれます。
また、お客様がイメージしやすいように、CAD(平面図・3Dパース図)を出してくれます。
デザイン料が有料か無料かも最初に確認しておきましょう!
複数の業者に相見積もりを出す場合は、2~3社で十分だと思います。
⑤細部の打合せ
施工業者が決まったら、具体的な細かいプランも決めていきます。
レンガやフェンスの色や素材、庭水栓やポストなどの小物も決めます。
レンガや石張りなどは、単体で見ても全体のイメージが分かりにくいので、施工例の画像や、サンプルを見せてもらいましょう。
お客様が納得いくまで、何度も打ち合わせを重ねましょう!
どのカラーが良いか、素材が良いか分からない場合は、業者にまかせてもOK です。
⑥契約・着工
プランと金額に双方合意が出来たら、改めて契約・着工になります。
工事着手後、図面では出来ていたことも、いざ工事が始まると細かなところで誤差が出たり、変更になることもあります。
こんな時は、よっぽど大きなこだわりや変更でなければ、プロの業者に任せた方が良くなることも多いと思います。工事がスムーズに進むように、お互いに臨機応変に対応しましょう。
また、工事が始まる前は、近隣へのご挨拶、配慮も必要です。
できれば、施工主様と業者と一緒に挨拶周りをしましょう。
⑦引渡し・支払
工事が完了したら引渡しになり、支払いになります。(金額が多い場合や、工事期間が長い場合は、着手金が発生する場合もあります。)
お客様が思い描くお庭になったか、不良工事はないか、清掃は行き届いているか最終チェックします。
この時、納得いかないところがあったら、遠慮なく申し出て、工事のやり直しが必要であれば追加工事をします。
後日、別の工事としてやるよりも、引渡しの時にきちんと確認して指摘する方が効率的です。
施工業者も、お客様に喜んでもらいたくてお仕事を受けているので、アフターサービスやメンテナンスなど、これから先も末永く良い関係を保てるよう、しっかりとしておきましょう。
最後に請求書を受け取り、お支払いになります。