庭師がおすすめする「手入れがしやすい」「花がきれいな」「シンボルツリー」など庭木
お庭が映えるおすすめの庭木一覧
様々な庭木が植えられた立派な庭はすばらしいですが、作りこんだ庭はなかなか手入れが大変だったり、メンテナンスをする時間がなかったり。。。
植物の知識なければ、枯らしてしまう心配もありますね!
そんな理由から、近年ではシンプルで雑草対策をしっかりとしたお手軽な庭が人気です。
しかし、全く植物がないのも味気のないものです。
そんな方にお勧めなのが、花の咲くシンボルツリー!!
一年中緑の茂る庭木を選ぶ方も多いですが、花が咲くシンボルツリーはお庭を華やかにしてくれます。
蕾から花散り、新緑、紅葉など季節を通して楽しむことができるのも魅力の一つ。
ガーデニングが苦手な方でも、庭木ならしっかりと根付けば水やりなどもしなくていいので、気軽にお花を楽しめます。
花が楽しめる人気の庭木
木蓮(モクレン)
3月~4月に外側が紫、内側が白色の花を咲かせます。
背があまり高くなりすぎないので、剪定はマメにする必要がありません。
モクレンは樹高4~5mほどの中高木ですが、白い花を咲かせるハクモクレンは樹高20mに達する高木で、単幹で幹が太くなります。
剪定時期は、木が休眠している冬(11月〜2月)です。
馬酔木(アセビ)
鈴なりに咲く小さな花がかわいらしい庭木です。
3月~5月に花期を迎え、日向でも日陰でも比較的よく育ちます。
病気になることもないので、とても育てやすい庭木を言えるでしょう。
花海棠(ハナカイドウ)
桜に似たハナカイドウですが、1カ月間に渡って花を咲かせるので長く楽しめる人気の庭木です。
花期は桜が終わったころに咲き始めます。
八重の花びらや、実をつける実海棠(ミカイドウ)など種類も様々で、愛好家も多い品種です。
水はけのよい土壌を好みます。
カルミア
アジサイのように球形に花を咲かせます。
蕾は金平糖のような形で、全く異なった印象で楽しめる人気の低木です。
半日陰がおすすめで、初心者でも問題なく育てることができます。
エゴノキ
5月から6月にかけて白い花が下向きに咲き、秋には果実が成ります。
季節を通して色んな顔を楽しめる人気の庭木です。
耐寒性、耐暑性があるのでどんな土地でも育てやすいです。
ハナミズキ
ハナミズキは自然に樹形が整う木として庭木におすすめです。
花の色は白と赤(ピンク)があり、秋の紅葉や赤熟した果実なども楽しめます。
シャクナゲ
大きく豪華な花で、お庭を華やかにしてくれる庭木です。
花色も豊富で、小柄なものから大きく成長するものまで様々です。
比較的丈夫なので初心者でも育てやすい品種でしょう。
ヤマボウシ
ハナミズキに比較すると開花時期が遅く6月中旬~7月中旬に花が咲きます。
花のように見える4つの白い花びらは本来の花びらではなく、総苞片という花のつけ根の葉です。そのため比較的花の観賞期間も長いのが特長です。
その後、8月~9月に紅橙色の果実が成ります。
ナツツバキ(シャラノキ)
6月頃、直径5~7cmのツバキに似た存在感のある白い花が咲きますが、一日花で、開花後1日で落ちます。
しかし、葉は明るい黄緑色で表面に深いしわがあり、幹は樹皮がグレーで薄く滑らかで、観賞価値があるため人気の庭木です。
アジサイ
昔から広く親しまれている庭木で、梅雨どきに小さな花が毬状に咲く姿が美しいですね。
とても丈夫で育てやすく、乾燥しないように気をつければ鉢植えでも庭植えでも容易に栽培することができます。
花色は、土壌の酸性度に影響され、酸性土壌ではブルー系の花に、中性から弱アルカリ性の土壌ではピンクや赤色系の花になります。
サルスベリ
「さるすべり」という名前の通り、木登りが得意な猿さえも登るのが難しいほど幹がツルツルしています。
「百日紅」の別名があり、夏から秋にかけて長い間花を咲かせます。
好みに合わせた庭木を選ぼう!
日本は四季がある国ですから、せっかくなら季節を感じられる花木がお庭にあったら素敵ですよね。
花木は春から夏にかけて毎年花が咲くのが楽しみのひとつになるでしょう。
色んな種類の花かあるのはもちろん、花がついていない時期も魅力的な樹形がたくさんあります。
お気に入りの花木を見つけて理想の庭作りに活かしてみてくださいね。