黒部の秋を満喫!ラストイヤーのトロリーバスで紅葉狩り!
会社の周りのもみじが色づき始めてきました。
事務所のある北小野地区も標高が高いですが、(小野800m、事務所のある善知鳥峠辺りは889m!)
山の紅葉はもっと進んでいるかもしれない…( ゚Д゚)!!
と、心配になり、以前から乗りたかったラストイヤーのトロリーバスと黒部ダムや紅葉を楽しみに出掛けてきました。
出発!
塩尻の自宅を出て、大町温泉郷を通り、扇沢駅へ。
ここまででも1時間30分もかかってしまった(*´Д`)汗
途中、周りの山々の紅葉は、峠は終わりに近くて残念でしたが、大町界隈の並木や山の紅葉は、真っ盛り!!!
とても美しかったですよーーーー
翁沢駅に着き、車を駐車。
無料駐車場が離れたところにもありましたが、歩くの嫌だし、近くの有料(1000円)の方へ駐車。
黒部ダムの観光放水期間中(6/26~10/15)ならここも混んでいたと思いますが、終了していたのでだいぶすいていました。
今年で最後!関電トンネルトロリーバス
トロリーバスを知らない人のために、軽くご紹介(^^♪
関電トンネルトロリーバスは、1964年(昭和39年)8月1日から営業を開始した歴史ある電気を動力として走るバスで、現在は3代目ですって。
トロリーバスは、排気ガスを出さないのが最大のメリット!路面電車とバスを足して2で割ったような乗り物と言っていいのかな?。。。
これまで累計6000万人以上のお客さんを乗せ、「トロバス」の愛称で親しまれてきましたが、今年で運行を終了することが決まっています。
まさにラストイヤー!!今しか乗れない貴重なバスなんですよ!!
来年(2019年)の4月からは新しい電気バスが運行を開始します。
トロリーバス切符
翁沢駅のトロリーバス切符売り場で、切符を買います。
「黒部ダムと遊覧船コース」
「黒部平コース」
「大観峰コース」
「室堂コース」
など、長時間かけて楽しめる色んなコースが選べますが、私たちは一番短い『黒部ダムのコース』をチョイス★
それでも、2時間あるので、十分楽しめます!
往復2570円!!まぁまぁのお値段。
一番長い「室堂コース」は9050円もする(;’∀’)ワー
乗車券は、今年しか買えない「トロバスラストイヤー」スタンプ入り限定切符です!!
切符に印刷されたトロリーバスは、季節ごと歴代のトロリーバスに変わるので、いつ行っても記念になりますね!
トロバス発車!
翁沢駅からトロバスに乗り、関電トンネルを通り、黒部ダムへ!
関電トンネルは、黒部ダム建設のために昭和33年(1957年)開通したトンネルです。
その途中にある破砕帯。
破砕帯の区間は、徐行しながら通り、約16分でダム駅に着きました。
破砕帯とは・・・
くろよん建設場所に通じ、資材輸送路ともなるトンネルを掘ることになった昭和31年。
トンネルを作る工事中、大町側から約1691mの地点でぶつかったのが破砕帯。
岩盤の中で、岩が細かく割れ、地下水をため込んだ軟弱な地層から、毎秒660ℓもの水と土砂が噴出し続けていました。
あまりの難所に、掘削工事は一時中断。
その後、水を抜くトンネルを掘り、そこから水抜きボーリング作業を行い、薬剤とセメントで地番を固めるといった、当時では最新の工法を駆使し、持っている知識と経験の集結により見事突破できたのです!!!
黒部ダム駅に着くと、そこからは徒歩で黒部ダムへ向かいます。
そこに立ちはだかる展望台への階段220段!!!
(゜o゜)ポカーン
スタッフの方が「休みながらどうぞ」と声をかけてくれたが、
普段の運動不足が足に来る・・(。>д<。)・゚ヒー!!
140段位の地点に、水飲み場があり、皆さん群がってました(;’∀’)ハーハー…
ついに展望広場到着!!!
苦労して上ってきた甲斐ありました!!!!
壮大!!!
自然!!!
山!山!谷!
360度開けてた山々が間近に迫り、立山連峰は10月21日に初冠雪をしたそうです!!!
地球っておおきいなぁ・・・(*´﹀`*)シミジミ
しみじみ顔で記念撮影(*´﹀`*)シミジミ
展望台から外階段を下りていくと、、、、、
ざぱーーーーん!!大迫力!!!
黒部ダムの放水です!!!
この放水観覧ステージは、バリアフリーなので移動が楽です。
でも、せり出しているので、ちょっと緊張感があって怖い。。。汗
(顔もこわばります・・・)
黒部ダム新展望広場特設会場
黒部ダム新展望広場特設会場では、黒部ダムの歴史をパネルや映像で学べます。
破砕帯の苦闘をはじめ、幾多の困難を極めた大工事を臨場感たっぷりに再現していて引き込まれました!!!
さらに、2017年に閉館した「石原裕次郎記念館」(北海道小樽市)で展示されていた、黒部ダムが舞台の映画「黒部の太陽」の撮影セットも展示されています。
映画公開50周年ということもあり、映画で使われたトンネルセットの巨大レプリカを見ることができます。
『黒部の太陽』とは、主演石原裕次郎、安曇野市出身の熊井啓監督による、黒部ダムくろよん建設を舞台にしたドキュメンタリー映画です。
”世紀の大工事”と言われたくろよん建設。まだCGがない時代で、その世界観を演出するため、大掛かりなセット、過酷な撮影現場を極めました。
そのため、出水事故があり、石原裕次郎他数人が負傷しています。
1968年(昭和43年)に公開され、電力会社やその下請け・関連企業がチケットを大量に買い、巨大な興収をあげ話題となりました。
黒部ダム殉職者慰霊碑
戦後、日本経済の急激な発展・復興しました。しかしそれに伴って発生した電力不足。
その電力不足を解消するために関西電力が社運をかけて挑んだ黒部ダム”くろよん”建設。
厳しい環境や、大破砕帯など、過酷を極めた黒よんダム建設工事は、「世紀の大工事!」とも呼ばれ、171名ものの方が犠牲になったそうです。
その方々の名前を記したプレートとレリーフがあり、感慨深いものがありました。
ダム展望台レストハウス
おみやげ等のショッピングからお食事もできる、無料休憩所です。
吹き上げる風が寒くて駆け込みました!!!
レストハウスの目玉は『元祖!黒部ダムカレー』(700円)は建設時に食べられていたものと同じもの!
ごはんを堰堤(えんてい)のように高く盛り、カレーをせき止めている!!!
カレールーの上には遊覧船に見立て、カツでトッピング★
黒部ダムレストハウスをはじめ、翁沢レストハウス、くろよんロイヤルホテルなど、各店舗ごと趣向を凝らしたトッピングがあるようですね。
ホカホカの暖かいフランクフルト(500円)も食べました!
体も暖まったところで売店でショッピング!
黒部ダム周辺の山のポスター(1000円)を購入(^^♪
どこに飾ろう♪
帰路
黒部ダムを堪能し、帰りは1:40発のトロリーバスに乗り、翁沢駅まで戻りました。
今年で最後のトロリーバス。
今年はラストイヤーという事もあり、年間利用客は11月1日で100万人に達したそうです!!
これまで6000万人も人を黒部ダムに連れて行ってくれたトロリーバス。
ちょっと寂しいけど、約55年間ご苦労様でした!
黒部ダムトロリーバスの旅 **詳細**
【トロリーバス時刻表】